禁煙に挑戦しても、結局我慢できずまた喫煙を始めてしまった方は多くいるでしょう。昔は禁煙パイポ程度しか禁煙グッズがありませんでしたが、今は補助薬や電子タバコなどの禁煙グッズが開発されましたので、根性で行なうより楽に禁煙が出来るでしょう。

タバコの値上げは将来的に1箱1000円代も

タバコは、大人を象徴するシンボルのように位置づけられていた嗜好品の一種で、1966年の男性の喫煙率は83.7パーセントを記録していたほどです。
つまり、成人男性のほとんどが喫煙者ということで、当時の映画やドラマなどの重要な場面では、タバコを吸うシーンが必ずといっていいほど登場していたのです。

その後、タバコが身体に悪いということが周知されるに従い、喫煙率は減少の一途をたどることになります。最盛期から50年以上が経過した2016年度における成人男性の喫煙率は29.7パーセントとピーク時よりも50パーセントも低くなっています。
これを受けて、学校や病院、電車の中や駅のホームなどの公共施設の大部分は終日禁煙を実施しています。
なお、このように喫煙率が低下したのは、身体に悪いということが知れ渡ったということと共に、度重なる値上げが行われたことにより、以前のように安い値段で買えなくなったということも関係しています。
たとえば、現在の売れ行きナンバーワンの銘柄のセブンスターは、1969年の販売開始時は100円だったのですが、1975年には150円に、1980年に180円、1983年に200円、1986年には220円になります。

さらに、この後消費税の引き上げややタバコ税の増税により急ピッチで値上げが行われることになります。具体的には、1998年に250円、2003年280円、2006年300円、2010年440円、2016年460円という内容です。
これにより、1日に1箱のペースで消費する人は月に10,000円以上の金額が必要となるので、既に気軽に購入できる嗜好品という値段ではなくなっています。
しかし、これでも世界と比較すると日本のタバコの値段はかなり安いので、今後も引き続き値上げが行われるのは間違いありません。これは、世界基準に合わせるという必要性があるからで、近い将来には1箱1000円代になることが予測されています。
ちなみに、オーストラリアでは25本入りで25豪州ドルで販売されており、高級嗜好品という位置づけとなっています。しかも、オーストラリアでは今後も値上げを引き続き実施されることが決定しており、2020年には1箱の値段は40豪州ドルになります。

タバコの値上げを機に禁煙しよう!

1箱1,000円にまで値上げされると、1日に1箱のペースでタバコを吸う場合は1か月に30,000円もの金額が必要となってしまいます。このように、経済的に大きなダメージを受けてしまう上に身体にも悪いとなれば、取るべき行動は禁煙一択ということになります。

ちなみに、現在では禁煙外来が設置されて居る医療機関が増加しており、成功率約50パーセントという内服薬も開発されています。
50パーセントという確率は一見すると少ないように感じるかもしれませんが、ただ我慢する方法で禁煙に成功するのはほとんど不可能ということを考えると、実はかなりの高確率ということになります。
また、この内服薬には健康保険が適用されるので、経済的な負担も少なくて済むということも他の方法と比較した場合の利点です。
また、この内服薬の効果と共に医師や看護師によるカウンセリング療法などのサポートを受けられるのも、禁煙外来が高い成功率を実現している理由です。
このように、禁煙を後押しする環境が年々整備されつつあるのに対して、喫煙者への風当たりは厳しくなっています。そして、この流れは今後も続いていくことは間違いないので、出来るだけ早く順応するのが社会生活を営む上での適当な対処法です。

逆に、この状況でタバコを吸い続けるということは、ある種のレッテルを張られてしまう上に金銭面での余裕もなくなってしまいます。中には、代替方法でやり過ごそうと考えている喫煙者もいるかもしれませんが、きっぱりと止めてしまうのが実は一番楽な方法です。
ちなみに、次の値上げがいつになるのかは現時点では決まっていませんが、消費税が10パーセントに増税される2019年の10月を前後した時期になると推測されています。このために、増税までに止めておくのがオススメです。