禁煙に挑戦しても、結局我慢できずまた喫煙を始めてしまった方は多くいるでしょう。昔は禁煙パイポ程度しか禁煙グッズがありませんでしたが、今は補助薬や電子タバコなどの禁煙グッズが開発されましたので、根性で行なうより楽に禁煙が出来るでしょう。

三次喫煙をご存知?赤ちゃんを守ろう!

喫煙には大きく分けて3種類あります。「一次喫煙」はタバコを吸っている本人が煙を吸うことを指します。「二次喫煙」は、喫煙者が吐き出した煙や、タバコから出る煙を喫煙者以外が吸うことを指します。
そして「三次喫煙」(サードハンドスモーク)とは、タバコを吸った後に残った有害物質を吸うことによって起こります。
タバコに含まれる有害物質の中には、吸った後、喫煙者の髪や服、ソファーやカーテンなどに付着するものもあります。喫煙者や喫煙した場所にタバコのにおいが付いていることがありますが、これは有害物質が付着しているために起こります。
サードハンドスモークは、部屋などに付着した有害物質を吸うことを指します。
またサードハンドスモークの場合、二次喫煙と異なり、吸う場所を変えても相手に影響があります。例えば外でタバコを吸った場合、確かに煙は部屋の中には溜まりません。しかし喫煙者の髪や服には有害物質がついています。
喫煙者がその状態で部屋に入り、座ったり、部屋の中のものを触ったりすると、有害物質が付着してしまいます。そのため、タバコを吸う人が過ごすところでは、必ず起きてしまいます。
サードハンドスモークの場合、一番影響を受けやすいのは乳幼児や小さな子供になります。乳幼児や子供の場合、床の上をハイハイしたり、部屋に置いてあるものを触り、そのままの手で口を触ることもあります。
つまり、部屋にあるものに付着した有害物質をそのまま口に入れてしまう可能性が高いといえます。また、喫煙者が乳幼児や子供に触れると、髪や服についた有害物質を触ったり、触れることが多くなります。
つまり、乳幼児や子供は、他の人や物や床に直接触れる機会が多いため、その分有害物質も吸いやすい状況になっているといえます。

そんなサードハンドスモークを避けるためには、禁煙が重要となります。過去にタバコを吸っていた部屋については水拭き・乾拭きを行い、少しでも有害物質を減らします。
また、カーテンはこまめに洗濯し、ソファーも洗えるように取り外し可能なカバーを取り付けます。

乳幼児が受ける二次喫煙との健康被害の比較

乳幼児の場合、二次喫煙によって様々な健康被害を受けることが分かっています。まず挙げられるのが、病気のリスクの上昇です。具体的には中耳炎、肺炎・気管支炎・ぜんそくといった呼吸器障害、乳幼児突然死症候群(SIDS)などが挙げられます。
乳幼児突然症候群(SIDS)とは、それまで元気だった赤ちゃんが何らかの原因で突然死することを指します。まだ詳しい原因はわかっていないものの、タバコの煙は重要な要因であると考えられています。
実際、ある研究では夫婦ともにタバコを吸っている場合、SIDSを引き起こすリスクは10倍になるともいわれています。また、突然死には至らなかったとしても、脳や呼吸器にダメージを与え、様々な障害を生む危険性があります。
幼児はこれから脳や身体が成長する時期です。このときにタバコの煙によって脳や身体が傷つけられてしまうと、成長した後も呼吸器障害、知力の低下、生活習慣病などのリスクが高まるおそれがあります。

一方三次喫煙については、2009年に新たに判明した被害であるため、まだ詳しい健康被害は分かっていない部分もあります。しかし、三次喫煙については二次喫煙以上に健康被害があるのではないかといわれています。
というのも、タバコに含まれる有害物質の中には、空気中の成分と反応すると、発がん性物質に変化するものも含まれています。つまり三次喫煙の場合、発がん性物質も吸い込んでしまうおそれがあるのです。
また、三次喫煙の場合は二次喫煙と異なり、喫煙者と同じ場所で生活している限り防ぐことができません。どんなに二次喫煙に気をつけて近くでは吸わないようにしても、部屋に入るときに有害物質を運んでしまいます。
そのため、三次喫煙が幼児に与える健康被害はとても大きいといえます。