禁煙に挑戦しても、結局我慢できずまた喫煙を始めてしまった方は多くいるでしょう。昔は禁煙パイポ程度しか禁煙グッズがありませんでしたが、今は補助薬や電子タバコなどの禁煙グッズが開発されましたので、根性で行なうより楽に禁煙が出来るでしょう。

歩きタバコは最低!マナーを守って喫煙を

喫煙者のなかには歩きタバコが癖になっている方もいらっしゃいますが、これはとっても危険な行為でマナー違反です。タバコの煙を近くにまき散らし副流煙の被害を広げていることは最近多くの方に知られています。
しかし直接被害を及ぼすやけどについて深く考えていない喫煙者の方が歩きタバコを止めない状況です。
タバコの先端の中心温度は700~900度と非常に高温でこれは凶器を持ち歩いている状況に等しい行為です。タバコを手にして歩いているときの高さは、子どもの顔の高さです。子どもが小さくて視線に入らなかったなどという言い訳は通用しません。
タバコをよけきれずに他人の太ももや手の甲にやけどおわせたり、他人の大切なカバンや書類などを焦がしてしまうこともあります。やけどを負わせた場合は傷害罪という犯罪にあたります。

傷害罪で逮捕された場合、刑法204条では「人の身体を傷害した者は、15年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する」と定められています。歩きタバコという小さなマナー違反で非常に重い刑罰が科せられることもあります。
もちろん、受動喫煙も民事裁判で損害賠償請求が認められたり、刑法上で暴行罪や傷害罪が問われる判例が近年増えている現状もあります。喫煙しない方に対しての受動喫煙は健康被害を及ぼします。
歩きタバコでは屋外で煙がどこへでも広がるので、被害が拡大することは言うまでもありません。
乾燥した路面に火の粉を落とすことで火災につながることも考えられますし、事実タバコの火の粉が原因の火災が後を絶たない実状も問題視されています。他人の人生さえも左右しかねない歩きタバコ。
喫煙者の方はマナーを守るのは当たり前ですが、他人に対して起こるリスクを考えて喫煙を楽しんでほしいものです。
喫煙者は必ず喫煙できるエリアで喫煙するマナーを守ってほしいものですし個人のモラルの範囲ではなく、みんなでやめることを伝えられる環境になることが望ましいです。

歩きタバコに対して罰金刑を明記している条例もある

歩きタバコは危険な行為のため、特に人通りの多い場所に対して歩きタバコを禁止する条例が制定されている地域があります。また歩きタバコの後に必ず起こるのがポイ捨てです。
景観も悪くなるだけではなくタバコ自体が毒物なので子どもや動物が口に入れてしまうと大変危険です。ポイ捨ても含めて歩きタバコを禁止している条例があります。
しかしその多くは罰金刑よりも拘束力の弱い過料を制定して金銭罰を課していたり、努力義務や過料を科していない場合も多いです。そのため、金銭罰の効力が弱く、注意された程度にしか考えられない喫煙者が多いのが現状です。
このような条例は刑罰ではないので取り締まったり罰金のような拘束力がないため、過料が支払われていないことが問題視されています。

過料を支払わない・歩きタバコを注意されてもやめられない・条例で定められていると知っていて喫煙する…喫煙者のモラルも問われています。なぜ歩きタバコが禁止されているのかを、喫煙者の皆さんは改めて考えてほしいと思います。
一方で東京都目黒区では、歩きタバコに対して罰金刑を明記する条例が制定されています(目黒区ポイ捨てなどのないまちをみんなでつくる条例)。
歩きタバコはマナー違反の域ではなく犯罪に等しい結果につながることもありますし、東京オリンピック開催に伴いワールドスタンダードに揃えるために、喫煙に関する新しい法律を制定してはどうかという動きも高まっています。
取り締まりや罰金を強化法律で禁止されていない区域でなければと思わず、喫煙者の方はマナーとして歩きタバコをやめてください。
誰もいない場所でも火災や見えない受動喫煙につながることを理解して、安全な場所でマナーを守って喫煙しましょう。一人一人のマナーで過ごしやすい街ができます。