禁煙に挑戦しても、結局我慢できずまた喫煙を始めてしまった方は多くいるでしょう。昔は禁煙パイポ程度しか禁煙グッズがありませんでしたが、今は補助薬や電子タバコなどの禁煙グッズが開発されましたので、根性で行なうより楽に禁煙が出来るでしょう。

水タバコは普通のタバコより有害物質が多い

禁煙が推奨される中で、水タバコに関心をもつ方が増えています。
ペルシア生まれの水タバコは、主に中東のイスラム圏で親しまれている嗜好品のことで、シーシャやフッカー、ナルギレ、あるいは水煙管や水パイプなどとも呼ばれています。
バブル期にイスラム圏に滞在経験のある方を通して、日本でも知られるようになりました。
最近では、欧米での水タバコブームが日本に影響し、トルコ料理やレバノン料理、シリア料理やイラン料理など中東エリアの料理店でも「水タバコ」メニューを選択すれば、他の料理を注文するように楽しめます。
水タバコの特徴は、炭で温めたフレーバーをボトル内の水に落とし込み、気泡として浮き出た煙を1mほどあるホースの先端から吸いますが、比較的大掛かりなので、楽しむには水タバコ専用装置が必要になります。
容器が大きいことから移動しながら吸えないため、椅子に座ってゆっくりと、くゆらせるようにして楽しむスタイルです。
また、熱で温めたフレーバーを異一度水に落とし込んださいに、ニコチンやタールが水に溶けるため、一般的なタバコよりも、摂取するニコチンやタールが少ないとされています。

最近では、水タバコを利用できる店が増えており、若者らを中心に注目を集めています。
その魅力の一つが、フレーバーです。
フレーバーは、水タバコの店舗によって異なりますが、はちみつ、ダブルアップル、オレンジやレモン、グレープフルーツ、ココナッツやバナナ、マンゴーなどのフルーツ系の風味が楽しめるなど、フレーバーを自由に選べるのがポイントです。
この水タバコへの関心が高まる中で、自宅でも楽しめる簡易型の水タバコ装置も発売されています。
高さ30センチ前後のものから、店舗で利用されている装置と遜色ない製品が販売されており、自分で組みて立てて、フレーバーを設置し、熱を加えて楽しめるようになりました。
このような装置は、大手ネットショップでも販売されており、若者世代から中東の文化に関心のある方、あるいは、一般的なタバコに関心のない方、非喫煙者の中にも利用する方がおられます。

水タバコが人体に与える影響は計り知れない?

ペルシア生まれの水タバコですが、人体に対する危険性が指摘されています。
例えば、2007年にアメリカ呼吸器連盟が発表した研究では、1回水煙草の煙を吸い込めば、100本のタバコに相当すると指摘されるなど、一般的なタバコに比較して人体に与える影響が大きいと考えられるようになりました。
一般的なタバコに比較すると、水タバコはゆっくり楽しめることや、水に落とし込んだ煙を吸いますし、有害物質であるタールやニコチンが水に溶け込み減少するといった、ライトな印象を抱きますが、人体に対してどのような危険があるのでしょうか。
最も大きな危険は、楽しむ時間です。
一般的なタバコの場合、タバコ本体に火をつけて吸いますが、吸うたびに本体が燃えて、徐々に短くなっていき、1本あたり約5分で吸い終わります。
それに対して水タバコは、30分以上、あるいは1時間以上楽しむことも珍しくないため、有害物質をより長く体に摂り入れることになってしまいます。

水タバコを吸うことで生じる有害物質の種類は、一般的なタバコとほぼ同じで、ベンゼン、一酸化炭素、その他の発がん性物質などを体内に摂り入れてしまいますし、この他にも受動喫煙のリスクも高くなると考えられます。
さらに米国癌学会が2013年4月19日に研究を発表しています。
これは水タバコと一般的なタバコを4日間ずつ喫煙してもらった結果を比較したもので、水タバコを4日間吸った方の血中ニコチンは一般的なタバコを吸った方の半量ほどでしたが、尿中ベンゼン代謝物はその2倍に達していると報告されており、ガンにつながる発がん性物質の研究を進めています。
この他の研究でも一酸化炭素は、一般的なタバコの4倍~5倍であることが判明しており、受動喫煙による人体への影響が懸念されます。