禁煙に挑戦しても、結局我慢できずまた喫煙を始めてしまった方は多くいるでしょう。昔は禁煙パイポ程度しか禁煙グッズがありませんでしたが、今は補助薬や電子タバコなどの禁煙グッズが開発されましたので、根性で行なうより楽に禁煙が出来るでしょう。

火をつけない無煙たばことは何か?

今なお嗜好品として根強い人気を保っているタバコですが、健康には深刻な悪影響を及ぼすことが判明しています。
具体的には、肺がんに密接に関係しているタールや老化の原因物質活性酸素を増やす一酸化炭素、毒物に認定されているアンモニアなど100種類以上の有害物質を含んでいるからです。
また、これらは煙により拡散してしまうので、タバコを吸っている人だけではなく周囲にいる人にまで被害をもたらします。
このために、現在では病院や学校、飛行機や電車の中、これらのホームなどの公共性の高いエリアの大部分は終日禁煙を実施しています。また、自治体によっては歩きタバコも禁止しており、違反した場合は罰金を徴収されます。
さらに、自宅でタバコを吸っていたところ、下の部屋の住民から訴えられて裁判で負けてしまうというケースも起こっています。これらは、いずれもタバコの煙がそれだけ嫌われているということを示しています。

噛みタバコや嗅ぎタバコなどの無煙タバコが、現在注目を集めているのはこのような状況が関係しています。これらは、口腔粘膜や唾液からニコチンを摂取するというもので、周囲に迷惑をかけることはないからです。
このために、完全禁煙が実施されている公共施設であっても、唾を吐いたりしなければ嗅ぎタバコや噛みタバコは使用することが可能です。
ちなみに、噛みタバコとは西部劇に出てくる保安官やメジャーリーガーがガムのようにくちゃくちゃとかんでいるもののことで、嗅ぎタバコとはスヌースとも呼ばれています。
前者は唾を吐きださなくてはならないので、周囲に全く何も迷惑をかけないというわけにはいきませんが、後者は歯茎に張り付けて口腔粘膜からニコチンを摂取するという使用法のために、飛行機や電車の中でも問題なく使用することが出来ます。
なお、これらの無煙タバコは大手通販サイトでも販売されているように、取り扱いは年々増加しています。周りに迷惑をかけずにタバコを楽しみたいという人には、おすすめできる商品です。

無煙タバコは紙タバコよりも有害って本当?

噛みタバコやスヌースなどの無煙タバコは、西部劇の保安官やメジャーリーガーが使っているものという程度の認識であまり身近な存在ではありませんでしたが、タバコの煙による悪影響が広く認知されたのに伴い、現在では需要が急増しています。
ただし、その中で気になるのが実はタバコよりも有害という噂です。
実際に、2014年には通算安打数3141本という元メジャーリーガーのTony・ Gwynnが54歳という若さで唾液腺がんにより死亡しています。この唾液腺がんを誘発したのは、彼が長年愛用していた嚙みタバコが原因と考えられています。

さらに、無煙タバコの健康リスクは、発がん性以外の部分でも存在しています。それは、タバコの葉を加工する際に農薬由来の有害物質が加わってしまい、さらにダイオキシンや鉛、カドミウムなどの重金属も含まれているからです。
これらをニコチンと共に粘膜から吸収するので、健康に対して悪影響が及ぶ危険はゼロではありません。
なお、オーストラリアではタバコからスヌースへの切り替えによる健康増進効果について実験が行われています。
それによると、喫煙未経験者と喫煙者の健康平均余命年数が男性2.4年~5.0年、女性が1.9年~4.1年だったのに対し、喫煙未経験者とスヌース使用者では男性0.2年~0.5年、女性0.2年~0.3年とその差はかなり小さくなっています。
つまり、喫煙未経験者にとってはタバコよりもスヌースの方が身体への害は少ないということです。
これは、無煙タバコの健康被害に関する裁判で提出されたもので、100パーセント鵜呑みにすることは出来ませんが、タバコよりも健康への被害が少ないというデータも存在しているということです。