禁煙に挑戦しても、結局我慢できずまた喫煙を始めてしまった方は多くいるでしょう。昔は禁煙パイポ程度しか禁煙グッズがありませんでしたが、今は補助薬や電子タバコなどの禁煙グッズが開発されましたので、根性で行なうより楽に禁煙が出来るでしょう。

禁煙外来を利用してみよう!医師とともに禁煙を!

タバコはがんなどの疾病のリスクを増やすだけでなく、周囲のタバコを吸わない人へ迷惑をかけるものという認識が広がっており、近年では喫煙者に対する風当たりは強まる一方です。
これまで長い間タバコを吸ってきた方の中にも、そろそろタバコを止めようと考えている方が少なからずいらっしゃると思います。タバコを止めようとしている方におすすめしたいのが、禁煙外来で医師とともに禁煙をすることです。
禁煙外来は健康保険の適用を受けることができるので、費用は15,000円から20,000円程度で済みます。巷でよく言われていることですが、一日1箱タバコを吸う人であれば2か月分のタバコ代で禁煙ができてしまう計算になります。

禁煙外来の概要を説明しますと、診察ではまず医師からタバコがどのように喫煙者をニコチン依存症にさせるのか詳しく説明を受けます。
タバコに含まれるたくさんの有害物質やそれらの物質がいかに人間の身体に有害なものであるかを詳しく教えてもらうことができるので、禁煙への決意を一層強いものにすることができます。そして医師から禁煙する意志の強さの確認を受けます。
その後、治療の方法について医師と相談しながら決めていくことになります。治療に用いられるのはニコチンが含まれる張り薬、もしくは脳内のニコチン受容体に蓋をする物質が含まれた飲み薬です。
どちらのタイプにも当初と短所がありますので、喫煙歴や生活リズムを医師に伝え、自分に適した方を選んでもらうようにすると良いでしょう。使用する薬が決まったら、禁煙までのスケジュールを決めます。
必ずしも診察を受けた日から禁煙をしなければならないわけではなく、各個人に合わせたスケジュールを作ってもらえます。例えば薬を使って徐々にタバコの量を減らしていき、8日目から禁煙を始める、というケースもあります。
ニコチン依存症から脱するには最低3か月間の禁煙が必要だと言われており、この期間内に最低4回禁煙外来に通い、医師のアドバイスとサポートを得ながら禁煙に挑むことになります。

ニコチン依存症は一人で治せない精神疾患!

禁煙を試みるものの失敗する方が後を絶たないことからわかるように、ニコチン依存症は治すことがとても難しいものです。ニコチンが欠乏することによる離脱症状に加え、タバコを吸うことが習慣となっている人にとっては生活習慣を変える必要があるので2重の意味で難しい挑戦となります。
張り薬やガムタイプの市販薬もありますが、診察へ通う時間があるのならば禁煙外来がおすすめです。ニコチン依存症を治すためにはタバコを吸いたいという欲求に打ち勝たなければいけませんが、そのためには専門家のサポート、アドバイスがとても大きな意味を持つからです。

例えば、禁煙を開始したものの離脱症状がひどく、タバコが吸いたくなってどうしても集中することができないような場合にどのように対処すればよいのか、医学的な面から適切な助言を与えてくれます。
また、仮に途中で禁煙を失敗してしまったとしても、次に禁煙にチャレンジする際の改善点を示してくれます。さらに、医師という存在があくまで他人であるプロフェッショナルだということもポイントです。友人や家族とは違い、医師には甘えることができません。
また、医師はプロフェッショナルですので挫けそうなときには監督者として厳しく指導をしてくれます。加えて、3か月の長期にわたってサポートを得られるのも大きなメリットです。
ニコチン依存症の症状自体は1か月程度で軽くなってくるため、1か月を過ぎたあたりから「1本くらいは大丈夫」と考えてタバコを吸ってしまう方が少なくありません。
禁煙外来では最低でも1か月目、2か月目、3か月目の節目に診察を受けることになっているので、気が緩むのを防ぐことができます。
これらのメリットに加えて、健康保険を使えば費用は市販薬と同程度であり、市販薬にはない飲み薬も使用できるので禁煙外来を選ばない理由はないと言えるでしょう。