禁煙に挑戦しても、結局我慢できずまた喫煙を始めてしまった方は多くいるでしょう。昔は禁煙パイポ程度しか禁煙グッズがありませんでしたが、今は補助薬や電子タバコなどの禁煙グッズが開発されましたので、根性で行なうより楽に禁煙が出来るでしょう。

禁煙補助剤のニコチネルパッチの実力とは

喫煙者はタバコ産業による2016年の統計で成人男性で29.7%となっており、昭和41年のピーク時である83.7%から減少し続けています。喫煙しにくい環境整備や禁煙外来、たばこ税の増税など禁煙の動機付けは高まる一方となっています。
禁煙方法は多種多様ですが、開始時に飲む禁煙治療薬と貼る禁煙治療薬があり、禁煙補助剤としてニコチン代替療法剤を利用すると何も使用しない場合と比較して1.66倍も禁煙に成功する確率が高いとされ、非常に効果的です。

禁煙補助剤のニコチネルパッチは、このニコチン代替療法剤のひとつでニコチンそのものを含むパッチを皮膚へ張り、徐々に体内へ吸収させて禁煙に際して起こる離脱症状を軽減するものです。
通常の喫煙ではタバコを吸うと血液中のニコチン濃度が上昇して至福感がもたらされます。そして、しばらく経過すると再び喫煙したくなり、それが繰り返されます。
つまり、ニコチンの血中濃度が下がると喫煙することになり、ニコチネルパッチにより、ニコチンの血中濃度を一定に保ち、ニコチンの渇望状態を失くします。

使用方法は簡単で1日1回、朝起きたときに貼り替え、標準の使用方法で8週間で終了することを目安としています。ニコチネルパッチはサイズによりニコチンの含有量が違い、禁煙期間の経過によりサイズダウンして禁煙をスムーズにしていきます。
パッチは朝起きたときに貼り替え、貼る場所は上腕部、腹部、腰背部の3ヶ所がお勧めで、同じ場所に貼り続けるとかぶれの原因にもなりやすいので毎回変えるのが良いでしょう。

使用法の注意点として当然ですが、パッチ使用中の喫煙は絶対にNGです。ニコチンをパッチから常に吸収している状態での喫煙行為は、通常の喫煙と違い血中濃度が急上昇して逆効果です。うっかり吸わないように注意が必要となります。
また、妊娠中や妊娠の可能性がある人や授乳期間中の人、アレルギー症状のある人は使用できず、心臓病や脳血管障害などで使用できないケースがあるなど、使用法に関して医師や薬剤師への相談が必要です。

ニコチネルパッチの副作用で重篤なものはない?

ニコチネルパッチは使用者の持病(心臓病、うつ病など)やアレルギーなど健康状態、或いはサウナや激しい運動を禁止するなど使用に関しては細かい注意点があります。ニコチンは常習性こそありますが、そのものに毒性はありません。
では、ニコチネルパッチにはどんな副作用があるのでしょうか。
非常に効果や成功率の高い禁煙補助剤ですが、多少のデメリットも存在しています。まず、ニコチンの刺激や毎日のパッチ貼り付けにより、皮膚がかぶれたり、かゆみを伴うケースがあります。
これはパッチを貼り替える場所を頻繁に変えることで予防することが出来ます。なお、前述のようにニコチン成分によるかゆみや腫れなどのアレルギー症状に関しては医療機関等への相談が必要です。その他、ニコチンによる不眠も一部で確認されています。

その他、ニコチネルパッチには希に副作用として重篤な症状が起こることがあります。
低血圧や頻脈、呼吸困難、蕁麻疹、血管浮腫などの全身症状を伴うアナフィラシキー様症状が現れることがあり、その頻度は明確になっていませんが、投与を中止するなどの処置が必要となります。
さて、禁煙補助剤ニコチネルパッチで禁煙する際には同時にライフスタイルそのものを変える必要もあります。
食後の一服といった長年の習慣性や嬉しい時などニコチンの覚醒作用を求めた喫煙、ストレスから回避する喫煙、そのほか間を持たすための何気ない喫煙等の日常行為を変えなければなりません。
こういった各ケースでは、タバコを吸わない人が実際にどういう行動を取っているのかがポイントで、しっかりと観察して真似をすることが出来れば解決の糸口が見つかることでしょう。是非とも喫煙補助剤の力を借りながら、禁煙に成功したいものです。